2020年の東京オリンピックを控え、注目を浴びているスポーツ科学では、スポーツ中の視線を分析することにより、秀でたアスリートのノウハウを知ることができると考えられている。スポーツ中の視線分析には、激しく動くアスリートを考えるとワイヤレス式の眼球運動分析装置が不可欠である。そこで、双方向に制御できるワイヤレス視線分析装置を開発した[1~3]。

参考文献)
(1)猿樂拓也、小山玲子、小林康祥、望月信哉、山田光穗、4K映像の高解像度を生かした新たなスポーツ中の視線分析法の提案、電子情報通信学会特別研究会 サイバーワールド(CW)第39回研究会、5-8、2018-06
(2) Detection of Incongruity between Binocular Retinal Images for Yellow-Blue Equiluminance Random Dots When Viewing the Rim of a Column,Shinya Mochiduki,Ayaka Nunomura,Hiroaki Kudo,Mitsuho Yamada,The Ninth International Workshop on Image Media Quality and its Applications, IMQA2018,92-100,2018
(3)
New Gaze Analysis Method During Playing Sport Using the High Definition of the 4K Picture,Takuya Sarugaku,Reiko Koyama,Yasuyoshi Kobayashi,Shinya Mochiduki,Mitsuho Yamada,VHFp5 -3,1109-1112,IDW'18,2018

4K画像を用いた実験の様子です。
左上はPlayerB 左下はPlayerBの視線
左上はPlayerA 左下はPlayerAの視線
下部中央はラリーの様子です。
このように、2台のワイヤレス視線分析装置と4K撮影システムを組み合わせて、二人の選手の視線の動きと動作が手に取るようにわかるようになりました
左図はデイバッグに測定装置を入れ、眼球運動センサを被験者が装着した様子です。
右図はPlayerAがPlayerBに卓球のボールを打った瞬間の視線の動きを示しています。
 黄色は左目、緑は右目の視線を示し、番号が視線の動いた順番です。
 右がPlayerAを見ているPlayerBの視線の動きを示し、①でボールを見て、②でPlayerAのラケットを見て、③でボールを見ています。左はPlayerBを見ているPlayerAの視線の動きを示し、①で飛んでくるボールを見て、②、③で自分が打ったボールを見ています。















1  眼球運動測定装置のシステム構成図
TalkEye Lite(竹井機器工業株式会社)をベースに、バッテリー駆動の外部ディスプレイの画面からBluetooth経由でTalkEye Liteの制御がすべて行えるようにしました。同時に視線の動きを視野画像をWi-Fi経由で外部ディスプレイに伝送します。このようにして競技中のアスリートの視線の動きを取得できます。
2019年4月1日 

ワイヤレス視線分析装置の開発